投稿者「nakano」のアーカイブ

活動の記録 平成23年

            活動の記録 平成23年

     福島県       宮城県                  岩手県

                         5月1日-名取                         5月25日-釜石 

                                            6月5日-石巻 

    7月3日-南相馬         7月17日-石巻

                          8月5日-女川  

                                             8月15日-女川

                        9月4日-女川

                                             9月18日-女川

                     10月10日-女川                 10月2日-高田

                   11月27日-女川                 11月6日-高田

                     12月25日-女川                       12月18日-高田

 

 

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月経前症候群について

    月経前症候群(PMS)について

健康な女性において、身体の不調や気分が月経周期に伴い変化(月経随伴症状)することを経験することが知られています。月経前に身体症状や気分の変化を自覚する女性は50~80%といわれ報告されています。月経前期症候群(PMS)は、月経は始まる10日前頃から以下のようないくつかの症状が表れ、月経が始まると症状が消失または減弱するといわれています。

月経前に出現率の高い症状

出現の高い症状

 腹痛がする (73%)  腰痛がする (54%)  怒りやすい (53%)
 眠くなる (72%)  足腰がだるい (54%)  憂うつになる (48%)
 イライラする (62%)  疲れやすい (54%)  情緒不安定 (48%)
 肌が荒れる (60%)  おりものが増える (54%)  
 乳房がはる (57%)  下腹部がはる (54%)  

その他出現する症状

涙もろくなる    意欲がなくなる  かぜを引きやすくなる
 悲しい気分になる  肩こりがある  めまいがする
 集中力が低下する  手足が冷える  食欲が増す
 寝つきが悪い  頭痛がする  食欲が低下する

鍼灸治療について

月経前期症候群(PMS)の症状の出現頻度と種類(色々な症状)は個々によって違います。鍼灸治療では、身体的症状(肩こりなど)の変化と精神的(気分など)状態を鍼灸刺激により自律神経に作用させて症状の改善を図ります。鍼灸治療の効果は、複数の症状が出現しているため個々により改善する種類が違います。

 

月経前期症候群(PMS)治療計画例

〜月経前期症候群(PMS)治療計画例〜 

鍼灸治療は、生理周期をみながら症状の改善がより効果的な時期に行います。

 

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不妊症の鍼灸治療

*はりきゅう治療をご希望の方*

「お申込み・お問い合わせフォーム」からお申し込みいただけますが、お電話もし

はダイレクトメールでも行えます。

電話:080-1185-8911

メール:dqn05654@nifty.ne.jp

不妊治療を考えられている方、不妊治療をされている方へ

タイミング法・人工授精・体外受精は治療を開始する年齢を考えなくてはなりません。不妊治療を始められるのでしたら(40才前後)、まず妊娠が可能なのか見極める検査をされた方がいいでしょう。女性は血液検査やエコー検査、卵管造影検査や子宮鏡検査など。男性は精液検査のみですが、不妊治療の検査から始めるだけでも結果が違ってくると思います。体外受精で何度、胚移植をしても着床も妊娠継続しないのに検査などで問題を探さずに、治療を続けていても解決になりません。また、受精卵を子宮に移植する前に染色体検査も必要になることもあります。結果により妊娠が継続していけるかの要因になるからです。

不妊治療での費用や時間、肉体的・精神的負担を少しでも減らせるように

【無料相談(鍼灸治療や不妊治療について)をおこなっています】

ご希望の方は、メール、お電話にてご連絡いただけたらと思います。

不妊症の鍼灸治療

陽だまり ’はりきゅう治療室では、妊娠を考えている女性へ鍼灸治療を行っています。
アメリカの病院で、鍼灸治療により体外受精から出生率が上がったという報告があります。この報告では、体外受精により着床率が上がり、さらに妊娠が継続されることが示されています。
陽だまり ’はりきゅう治療室では、採卵数を増やし、着床率を高め、妊娠継続の治療を行っています。
基本的に熱さや痛さはなく、心地いい温熱刺激ですので安心して治療を受けていただけます。
現在受けている不妊治療と合わせて、鍼灸治療をご希望がでしたらご相談ください。

また、この記事内では、不妊で悩んでいる方へ鍼灸治療の情報をお伝えします。

不妊治療に鍼灸治療が有効

以下のリンクは、不妊治療に鍼灸治療が有効とされる海外の記事です。

The link between acupuncture and infertility(不妊治療と鍼灸のリンク)

鍼灸を併用することで41歳、42歳の年代の妊娠率が何と30%を記録したということです。
40歳以上の体外受精での出産率は8%以下という統計がありますが、この記事内の出産率30パーセントとは、約3倍、驚異的な数字ですね。

日本語の鍼灸ニュースサイトでも取り上げられていますので、紹介します。

コネチカット州で話題騒然!鍼灸が42歳の体外受精で出産成功率30%を記録

鍼灸治療計画例 〜体外受精の場合〜

不妊(体外受精)鍼灸治療計画例

* 鍼灸治療は、月経開始から始め胚移植予定日に合わせて治療タイミング、治療刺激方法
を変えて行っていきます。

  • 鍼灸治療(1)(2)は、胚移植に備えからだの全身状態(健康状態)を良くしていきます。
  • 鍼灸治療(3)は、 骨盤内(子宮)の循環をあげて着床し易い状態にしていきます。
  • 温熱刺激は、胚移植当日に行います。移植後のからだの緊張や精神的ストレスを緩和する目的で行います。(鍼灸治療はいたしません)
  • 鍼灸治療(4)は、子宮内膜の循環を高め着床能力の働きを高めるようにします。
  • 鍼灸治療(5)は、検査後妊娠陽性反応が(+)になった場合、 妊娠継続を保つためにしていきます。

以下は、妊娠を希望しており鍼灸治療を考えている方への詳しい情報です。

〜目次〜
不妊で鍼灸(はり・きゅう)治療を希望される方へ
不妊症の身体心身状態への関与について
鍼灸治療での不妊治療を始める前に確認しておくこと
鍼灸治療の内容
自然妊娠の場合は、タイミング療法(指導)による方法で治療
体外受精(胚移植)の場合
より、よい卵子を必要とする場合
着床、内膜の増殖を必要とする場合
不妊治療(高度生殖医療)に対する助成金制度
民間医療保険について

不妊ではりきゅう治療を希望される方へ

現代女性の社会的就業地位も向上するなか、女性の仕事の量も質も男性と変わらなくなり、また、ライフスタイルも不規則不健康になってきました。専業主婦も例外ではなく、各種の社会的要因によって不妊症は精神的要因が関係した現代病に変質してきました。女性は精神・心身の状態が妊娠にふさわしくない病的状況に陥ると生殖系臓器は妊娠を回避するように機能してしまいます。流産、出産による母体の生命リスクを低くする自己防衛反応としての母性保護作用が働くため、現代の不妊症治療には精神・心身症に対する配慮を行いながら進めていくことが最近の研究で分かってきました。

不妊症の身体心身状態への関与について

身体と心身状態により脳からの刺激が女性ホルモンを抑制してしまいホルモン分泌を悪くしてしまいます。また、自律神経症状で起こる女性特有の症状の「ほてり」、「発汗」、「冷え性」などは血液循環が悪く血管の反応運動の働きを少なくします。血液循環動態の異常は、骨盤内循環不全を引き起こしやすく、脳からの刺激で女性ホルモンが卵巣から子宮、卵管などへの循環不全が起こりやすくなります。このため卵巣機能不全、黄体機能不全、卵巣機能不全を主とする不妊症を起こしやすくなるのです。しかし、精神的な問題や心身症(自律神経失調、気分不安症)などの治療を施さないまま、不妊治療を続けていることが多く、特に、体外受精を受ける場合には身体的ダメージと精神的ストレスが着床を妨げていることが考えられます。また、精神的要因や心身症的要因は卵子の発育にも少なからず影響を与えていると考えられています。
現在医学的の不妊治療では、精神的・心身症的なケアーがなされていない現状が伺えます。東洋医学的治療として、鍼灸治療を受ける不妊の患者様が増えている現状の中、鍼灸治療では、身体の状態と精神的ストレスの改善に役立てられ、また、不妊症に多い身体の冷え(手、足、下腹部)の改善に役立っています。

鍼灸治療での不妊治療を始める前に確認しておくこと

・不妊治療(専門クリニックなど)を始めた年齢(治療を始めて何年目)
・現在の年齢と現在の不妊治療のステップ(タイミング→人工授精→体外受精)
・女性のからだの状態として
器質的な事として子宮内膜症や子宮筋腫などがあるか。
機能的な事として、着床障害、卵管障害、卵巣年齢(卵の質)などがあるか。
・男性のからだの状態として
精子を作る機能は?(精子がうまく作られないことが不妊の原因として多い)
性行時の射精する機能は?

 鍼灸治療の内容

女性の月経周期や生理状態は個々違うため、それぞれの状態に合わせたタイミング治療を行っています。タイミング治療によるはりきゅう施術は独自の治療法です。基本的な鍼灸治療は、温熱刺激によるもので、痛くなく熱くない心地いい刺激ですので安心して治療を受けていただけます。
不妊治療には、

  • タイミング療法
  • 人工授精
  • 体外受精(胚移植)

などがあります。特に体外受精(胚移植)による不妊治療では、受精卵を戻すとき子宮内膜の増殖が不十分のため着床できないケースに鍼灸治療により骨盤内のうっ血を改善し血流をよくすることで子宮内膜の増殖を促進します。はりきゅう治療のタイミングは排卵期~黄体期に集中させる必要があります。個々の状態により治療タイミングを変えて対応していくことで妊娠率を高めます。

自然妊娠の場合は、タイミング療法(指導)による方法で治療

鍼灸治療では、個々の基礎体温(基礎体温表)をもとに身体の変化(生理周期)に合わせて鍼灸治療(刺激)のタイミングを変えて治療を行います。
身体変化は、
① 手足の冷え
② 睡眠がとれない
③ 身体の緊張状態(肩こり、腰痛)
④ むくみ等
です。
不妊の原因は、女性側の問題だけでなく、男性側の問題も多く自然妊娠を希望する場合は男性の治療も必要になります。女性の身体の状態を整えるだけでなく男性の身体の状態を整える必要があります。男性側の不妊では、精子の造精機能は心身的ストレスや生活環境コンディション(過労、寝不足)等により低下すると言われています。
鍼灸治療で、心身的ストレスや生活環境、コンディション(過労、寝不足)を改善することで精子の造精機能を高めるために身体のケアーに役立てられます。
鍼灸治療をご夫婦で受けられることをお勧めします。

体外受精(胚移植)の場合

生殖年齢は、20歳から45歳までですが、妊娠・出産率は晩婚晩産化に伴い低下してきています。また、子宮筋腫や子宮内膜症の増加により卵巣予備機能が低下してきています。

より、よい卵子を必要とする場合

体外受精による不妊治療では、卵子の採卵を行い卵子の状態により移植が進められます。女性の卵巣機能は身体心身状態(ストレス、過労、寝不足、手足や身体の冷えなど)により変化するため、如何に良い状態の身体を保てるかが採卵時に良い状態の卵子を採卵できるかになります。鍼灸治療では、身体心身の状態を高めるのに役立ちます。

着床、内膜の増殖を必要とする場合

体外で育てた受精卵を子宮内膜に戻すとき、子宮内膜の増殖が不十分のため着床できないケースでは鍼灸治療により骨盤内のうっ血を改善し血流をよくすることで子宮内膜の増殖を促進します。はりきゅう治療のタイミングは排卵期~黄体期に集中させる必要があります。個々の状態により治療タイミングを変えて対応していくことで妊娠率を高めます。

 不妊治療(高度生殖医療)に対する助成金制度 

・東京都福祉局

東京都特定不妊治療費助成の概要

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/

国が、「不妊に悩む方への特定治療支援事業」として不妊治療(体外受精や顕微授精)にかかる費用の一部を助成金として給付支援しています。

民間医療保険について

 ・日本のほけん(不妊治療中でも入れる医療保険)

http://nippon-insurance.com/

不妊治療の医療保険(民間)には、不妊治療中に医療保険に加入できないケースとできないケースがあります。

つわり・腰痛治療

つわり・妊産婦の腰痛の鍼灸治療

つわり(妊娠悪阻)について

原因

つわり(妊娠悪阻)

  • つわりは、妊娠4週頃からはじまる気持ち悪さ(悪心)、吐き気(嘔吐)、食欲不振、味覚や嗅覚の感受性が高まることによって起こる不快症状です。
  • つわりは、妊娠4週頃からはじまり、自覚を感じるのは5~6週頃が多いようですが胎盤が完成する15週頃までに大体落ち着くようです。(妊娠初期から持続。妊娠後期で症状がひどくなることもあるようです)。
  • つわりは、妊娠初期から多くの妊婦さんに起こりますが、程度や持続期間は個人差も大きく、妊娠のたびに違うこともあります。
  • つわりは、妊娠という特殊な状況がからだの中に生じたためにからだが起こす反応とされ、妊娠性のホルモン(hCGというホルモンや黄体ホルモンの分泌)が活発になり、環境(妊娠に対する不安や心配、気遣い)の変化で精神が不安定になり体に変調をきたします。その変化が急激に起こるため自律神経が乱れてしまい、からだが妊娠の状態に慣れてくると収まります。

つわり(妊娠悪阻)の鍼灸治療について

  • つわりの症状は、個々違うので一人一人の症状に合わせた鍼灸治療をおこなって行きます。
  • 鍼灸治療によりつわり症状を改善し、予後を良好にすることで楽な生活が可能になります。

つわりの鍼灸治療法とメカニズム

〜鍼灸治療の手順〜

〜鍼灸治療の手順〜

    • 鍼灸は、ツボを刺激によりからだとこころの緊張を和らげ、全身状態を整え自律神経の働きを安定させます。
    • 鍼灸は痛みを和らげて固くなった筋肉を和らげ、からだと脳をリラックスさせます。

つわり(妊娠悪阻)の症状

      • ほとんど症状のない
      • 食欲がない
      • 吐き気がする
      • 吐いてしまう
      • なんとなくからだがだるい
      • 下痢
      • 頭痛
      • 空腹時に症状が強くなる
      • 眠気が続く
      • 唾液がたくさん出る
      • においに敏感になる
      • 何か特定の食べ物ばかり食べたくなる
      • 今まで食べられていたものが嫌いになる
      • 何を摂っても吐いてしまう
      • 食べている方が気分がよい(たべつわり)

つわり(妊娠悪阻)の生活注意点

つわりの症状は心理的な要因が大きく左右されるため、好物だけでもよいので水分と食事の摂取を心がけ、自分の周りから刺激になる嫌いなものを遠ざけ、ストレスのたまらない生活を心がけましょう。
また、つわりの症状が強い時は、歯みがきなどがおろそかになりがちなので歯の健康にも注意しましょう。

つわりの時期の食生活

      • 日中は食事を1日3回と決めつけるのではなく、食べたいものを、食べたいときに、食べられるだけ取りましょう。
      • 一度に沢山とらずに小分けにして取りましょう。
      • 消化の良いものやさっぱりしたものを取りましょう。
      • 水分(できればスポーツドリンクのような電解質を含んだ飲料)だけでも飲むようにしましょう。
      • 赤ちゃんはこの時期栄養は沢山いりませんので心配しすぎないこと。
      • 朝の起きがけなど胃の中が空っぽになってい時に症状が出やすいですから固形スナックなどを少し食べてから起床するようにしましょう。

 

妊娠時の腰痛・骨盤痛の鍼灸治療

 妊娠中期(5ヶ月~7ヶ月)以降で、妊娠の経過が順調であり妊娠リスク因子(切迫流産・早期産・骨盤早期剥離・妊娠高血圧など)がない場合い適応です。
妊娠中の骨盤痛には・恥骨結合機能不全(恥骨離開)・腰椎と仙椎の痛み(腰痛)・後部骨盤痛(仙腸関節痛)があります。

恥骨結合機能不全(恥骨離開)

恥骨は、線維と軟骨の混合で左右の骨盤をつないでいて、妊娠中~出産に備えて骨盤輪が広がることにより(恥骨結合は平均2~4mm広がり)、関節が緩みます。骨盤が不安定になった場合に恥骨結合機能不全が起こり、一般的に妊娠15週~28週に起きると言われ、痛みは徐々に増して行きます。出産後、痛みがなくなることもありますが産後数ヶ月ぐらい痛みが続く場合もあります。

症状

恥骨結合部に刺すような痛み、鈍痛、ズキズキする痛み、きしむ感じがします。下腹部、足の付け根(そけい部)、太もも、足、腰に痛みが広がります。歩いたり、階段を上り下りした時、椅子から立ち上がる時、股を開いたり、寝返りなどの動作が痛みのため困難になります。

原因

恥骨結合機能障害は、妊娠期間中に以下の要因の組み合わせで起きます。

  • 骨盤へかかる負担の変化・ホルモンの変化により帯が弛緩・骨盤と筋肉の弱化による背骨-骨盤の不安定化

日常生活での注意

  • 長時間立っていたり、長い時間歩いたり、足を組んだりしないようにする。
  • ベッドから起き上がったりする際には足を開かないようにする。
  • 寝返りの際も、できるだけ両足を一緒に動かし股を開かないようにする。
  • 腰を曲げたりひねったりしないようにする。

腰椎と仙骨の痛み

症状

腰の中心から太ももの後ろにも痛みを感じてきます。長時間立っていたり、腰を曲げた姿勢を続けたり、中腰で物を持ち上げたり、ひねったりすると痛みが強くなります。

原因

腰椎と仙骨の痛みは、いわゆる腰痛と言われ、妊娠経過とともに体重が増加することにより体型が変わり(お腹を突き出し、腰を反り返るような姿勢)、腰が過度に前に湾曲することにより起こります。体重増加することにより椎間板、靭帯、関節面に負担がかかります。
また、お腹が大きくなると腹筋が伸ばされ、腰の筋肉にストレスがかかり鈍痛や重い痛みを感じます。

仙腸関節痛(後部骨盤痛):約20%の妊婦に起こります。

仙腸関節は、体重を支えるための関節で普段、ほとんど関節が動くことはありません。歩いたり、走ったりする時に腰にかかる衝撃を抑えてくれます。

原因

  • 出産に備えて骨盤を開かせるために弛緩ホルモンが妊娠中に分泌され、その影響によって仙腸関節の靭帯が緩みます。
  • 子宮が大きくなることで、骨盤周囲の筋肉が引き伸ばされ腹筋が弱まることによって起こります。
  • 妊娠の経過に伴い体重の増加や歩行時に仙腸関節へかかる負担が大きくなることで不安定なります。
  • 症状

    • 骨盤や仙骨周囲の鈍痛。
    • 太ももの付け根や後ろ、お尻が痛む。
    • 椅子から立ち上がる時、座ったりする時、階段を上ったりする時、ソファーに座ったり立ったりする時、物を持ち上げたりする時に痛みが強くなります。横になって休んでいると痛みが軽減します。

    日常生活での注意

    就寝時の姿勢

    • 横になり休む時は、枕を肩の高さに合わせて膝を軽く曲げて抱き枕を抱える姿勢で上の足がお腹を圧迫しないようにします。横に寝ることで胎盤への血流を減らすことなく腰への負担を減らします。
    • 就寝ベットは、からだ(腰)が沈まない(堅めの物)ものが望ましいです。
    • 妊娠20週後は、上向きに寝ることを避け横向き(左右どちらでも)で休むようにします。長時間の上向きは赤ちゃんの重さで腰骨や血管などを圧迫してしまい胎盤や赤ちゃんへの血流を減らします。

    立っているときの姿勢

    • 膝を軽く曲げて背中を伸ばして、少しお腹を引っ込めるようにすると腰への負担が減ります。

    椅子に座る時の姿勢

    • 座った時に、膝とお尻が同じ高さになるようにして、真っ直ぐな背もたれのある椅子に座るようにします。
    • 背中と椅子の間にクッションなど入れて腰が反り過ぎないようにします。

     妊娠中の腰痛にシップ薬(市販薬)は使えるでしょうか?

    • 妊娠中に使える商品としては、サロンパスA、アンメルツ、パテックスなどがありますがアレルギーに気をつけて使用します。
    • 使用前に注意が必要な商品としては、サロンパスEX、バンテリンハップ、アンメルシンなどがあります。
    • 妊娠中に使用できない商品としては、フェイタスシップ、フェイタス3.5g、パテックスフェルビナスターなどがあります。

     なぜ?妊娠中にシップ薬(市販薬)は使えないのでしょうか。

    • 強い消炎鎮痛剤は、皮膚から吸収が高く炎症が広がらないように血管を収縮させる働きがあり、炎症物質がからだのなかで滞るからですです。
    • お腹の中の赤ちゃんは、呼吸や消化の働きに重要な特殊な血管がありインドメタシンやボルタレンは、強い血管収縮作用があるので赤ちゃんの成長に影響があるからです。

     

    *妊娠中に使えない消炎鎮痛剤でも、産後にはすべての商品が使えます。

    *各商品の「使用に際しての注意」書きからの抜粋(一部)です。

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逆子の治療

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「逆子(骨盤位)」の鍼灸治療

現代医学を基盤にした鍼灸療法

現代医学的に病気の起こり方を医科学的に症状発現の原因を探り、出現した症状の医科学的な根拠に基づいて「鍼灸刺激」を行い、鍼刺激、あるいは灸刺激の生理的作用を利用して症状の改善を導いていく。

逆子について

妊娠の早い時期から赤ちゃんは、お腹(子宮)のなかで動いていますが、妊娠28週くらいから頭が下(頭位)になり安定するようになります。
妊婦検診で28週くらいか、それ以前に逆子と判明しても、たいていは出産までに自然に治るので様子をみて下さいと言われることが多いです。妊娠28週を過ぎると産科や助産院で逆子体操を勧められることが多く、逆子が問題になるのは28週くらいからです。

逆子治療の研究

  • 高橋ら(1995)は、至陰穴に温灸療法を施し子宮循環抵抗(臍帯血管抵抗の低下)が低下し、子宮筋トーヌスの減少により子宮環境の改善(骨盤位矯正)し影響を与えたと報告しています。(東京女子医科大学産婦人科)
  • 釜付ら( 1994)は、至陰、三陰交、湧泉穴に温灸療法を施し子宮の緊張緩和、胎動増加、子宮周囲の体表面温度の上昇が認められ胎児の自己回転する環境が作られたことにより、矯正率89.65%の結果を報告しています。(藤田保健衛性大学婦人科学)

逆子の鍼治療について

逆子の鍼灸治療について、20週から40週までの鍼灸治療報告があります。逆子の鍼灸治療を行う場合の時期ですが、28週以降からでも良いですが、これまでの報告では、初診が33週位までであれば、鍼灸治療による回転率は高いとされています。赤ちゃんの状態はお腹の環境(張り感が強い、羊水が少ない、赤ちゃんが大きい・小さい)によって違いますが、鍼治療による効果(回転率)は28週前(23週ぐらい)から行う方が回転率は高いようです。
鍼灸治療は基本的にお灸・温灸を使い温めることから始めます。逆子の方は手足やお腹の冷えを感じている方が多い場合があるからです。鍼灸治療により子宮循環、骨盤内循環を高め、また、腹部(子宮周囲)の緊張を緩和することで効果を高めます。

逆子体操を主治医から指導されている方へ

逆子体操前に温熱療法を行うことでお腹の血流をよくすることでお腹の緊張や張りを防ぎ赤ちゃんが動くやすくなります。鍼灸治療後に、温熱療法をご自宅で行っていただけるようにご指導いたします。

自宅でのお灸及び逆子体操について

36週以後の治療について

  • ご自宅でゆっくり過ごしていただく場合:温熱療法とお灸をご指導いたします。
  • 治療を続ける場合:からだの体調をよくする治療をしていきます。温熱療法とお灸をご指導いたします。

鍼灸治療を始める時期について

逆子の鍼灸治療を始める時期は、28週前が大切と考えています。逆子とわかった時点で鍼灸治療を始められることをお勧めいたします。逆子とわかった時点でご相談されることをお勧めします。

ご相談窓口について

鍼灸治療を受けられている方々からのお話で、ご質問を受けることがあります。逆子の治療は、鍼灸治療を受けたり、逆子体操を行ったりすることで逆子が戻りやすいように、お母さんのからだの環境を整えていくものです。しかし、日常の生活での環境によりお母さんのからだに負担がかかったりすることも少なくありません。からだの環境について、日常生活での注意点などのご質問をまとめてみましたので是非、ご参考にしていただけたらと思います。

ご質問のまとめ

*鍼灸治療にお越しになられていない方へ

*ご相談メール(無料)
治療院の窓→お申込み・お問い合わせ→メールフォームから・お名前・メールアドレス・件名(逆子のご相談)と入力して→メッセージ本文に、ご相談内容をお願いいたします。

〜逆子(骨盤位)治療計画例〜

(鍼灸治療は36週まで治療を行います)

鍼灸治療を28週から始めて36週までの間に逆子が戻った場合

鍼灸治療を28週から始めて36週までの間に逆子が戻った場合

鍼灸治療を28週から始めて36週までの間に逆子が戻らなかった場合

鍼灸治療を28週から始めて36週までの間に逆子が戻らなかった場合

鍼灸で逆子治療を試みたというイタリアの研究

イタリアでの研究結果にあるように、鍼灸治療により逆子が治ることは、日本でも同じような結果になっています。
陽だまり’はりきゅう治療室では、治療のタイミング(週数など)により効果に違いがありますので
病院で逆子と言われましたらご相談ください。

*治療費について:36週目以降治療を希望される方は治療費が減額されます。詳しくはお問い合せ下さい。

*画面左、各窓の項目をクリックして次の項目をご覧ください。