癌の緩和ケアについて

癌の緩和ケアについて

緩和ケアとは ~緩和ケアの定義~

WHOの緩和ケアの定義には「緩和ケアとは治癒を目的にした治療に反応しなくなった患者に対する積極的で全人的なケアであり、痛みやその他の症状のコントロール、精神的、社会的、霊的な問題のケアを優先する。緩和ケアの目標は患者と家族のQOLを高めることである。」と書かれています。この定義にも示されているように、緩和ケアは専門の施設だけが行うものではなく、いつでも、どこでも、医療者なら誰もが提供することができなくてはなりません。身体的な苦痛は生きる気力を損ない、精神的苦痛(不安や怒り)、社会的苦痛(仕事上の問題や経済上の問題、家庭内の問題)、霊的苦痛(人生の意味への問い、苦しみの意味、死への恐怖)もまた患者の痛み・苦しみの認知に深く影響します。患者の苦痛を身体的にとらえるだけでなく、全人的な痛み(トータル・ペイン)として理解することが緩和ケアの基本となります。

生活習慣の改善が癌(がん)を治す

からだの中では、毎日数千個のガン細胞が「出来ては消え出来ては消え」繰り返えされています。それは、自分の細胞「免疫細胞」が食べてくれているからです。日常のストレスや不規則な生活(食生活)により、からだの機能が低下してくると、消えることなく残ってしまうことがあります。残ってしまったガン細胞は、長い時間(数十年)をかけて大きくなり、検診などで発見されます。 本来消えるべき、ガン細胞が残り大きくなり継続するとからだの機能が低下して、こころとからだに大きな負担になります。ガンに対して、手術・抗ガン剤・放射線治療などを行なっても生活習慣を変えなければ、いったん小さくなったガンが大きくなったり、他の新たなガンが発見されることがあります。手術・抗ガン剤・放射線治療により免疫力が著しく低下しますから他の病気にもなりやすい状態になります。原因になる生活習慣の改善は自分にしかできません。生活習慣を改善することで、ガンや他の病気にならないからだになります。

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