アフリカ医療支援活動報告 前編
9月の15日から19日まで、特定非営利活動法人「アフリカ支援 アサンテ ナゴヤ」の活動でケニアのゲムイースト村で医療支援活動をしてきましたので、その報告をさせていただきます。
「アフリカ支援 アサンテナゴヤ」とは
アフリカの人々が健康な生活を営めるように、医療支援、 教育支援、自立支援を行うことを目的としているNPO法人です。 ケニア奥地・ヴィクトリア湖近くの農村で無料医療キャンプ を実施し、現地NGOと連携してHIV・AIDSの予防啓発活動 をしています。 医療キャンプには、医師・看護師・薬剤師・ 検査技師 ・鍼灸師などがボランティアとして参加・活動しています。(一部アサンテナゴヤHPより抜粋)
ケニアとは
ケニアは、アフリカ大陸東部にある共和国です。標高900mの等高線を境にして、低地ケニアと高地ケニアに二分されています。 低地ケニアはインド洋海岸平野で雨が少なく人口も希薄です。高地ケニアは南西部を占め、温和で降水に恵まれた山地とビクトリア湖岸に人口が集中している 地域です。
ケニアの首都、ナイロビまでは日本から21時間ほどかかります。
ナイロビシティ
ナイロビ空港から目的地のキシイまで、マイクロバスでアフリカ大陸を約8時間の移動です! これは東京-名古屋間の約350㎞に相当します。
アフリカ大陸の大眺望
ナイロビからキシイへの移動途中。アフリカ大陸の眺望です。
ベースキャンプのホテルへ到着
ベースキャンプ地、キシイのホテル。ここを拠点に、毎日ゲムイースト村まで赴きます。
キシイの町の様子です。
ゲムイースト村へ向かう道
村へ向かう道です。片道1時間の道のり。
ゲムイースト村到着
長い旅路の末、ついにゲムイースト村へ到着しました。
近くの小学校から子供たちが出迎えてくれました。子供たちは明るく、とても元気でした。
ゲムイースト村ではルオ族がルオ語を使います。ケニアではスワヒリ語が共通言語とされますが、ルオ族には、スワヒリ語も英語も話せない人が沢山いるようです・・・。はたして、どの程度意思疎通ができるのでしょうか。
いよいよ治療がはじまります!
こちらは、昨年完成したばかりのコミュニティセンターです。
朝の診療を待つ列。たくさんの患者さんが列をなしています。受付時間は朝の9時〜午後2時半までです。ゲムイースト村には電気がありませんので、診療は夕方までに終了しなくてはなりません。
こちらが医療エリア。内科4名・皮膚科1名・小児科2名のドクターで診察が行われています。
5日間の受信者数は1,619人でした。その内、HIV陽性率は320人中、18人(5.6%) 。マラリア陽性率は71人中、285人(25%)でした。
※2014年 HIV陽性率:332人中、52人(16%) マラリア陽性率:246人中、88人(36%)
さて、後編では具体的な鍼灸治療の様子も含め、さらに深くアフリカ医療支援活動についてお話していきたいと思います。
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